「理想をノートに書いているのに、何も変わらない」「何を書けばよいか分からない」。そんなときは、願い方が足りないと自分を責めず、ノートの使い方を見直してみましょう。
私は、引き寄せノートを、望む暮らしと今できることを整理する道具として使うことを勧めます。書くだけで収入が増えたり、相手の気持ちが変わったりする保証はありません。この記事では、願いを行動につなげるための書き方と記入例を紹介します。
引き寄せノートは「願い」と「現実」を分けて書く
願いを書く欄には、「落ち着いて暮らしたい」「好きなことを学びたい」など、自分の言葉を置いてみてください。立派な目標や、すでに叶ったような表現に整える必要はありません。
一方で、今の状況を書く欄には、確認できる事実を入れます。「自由な時間がない」と感じたら、「平日の夜は片付けで慌ただしい」のように、どの場面で困っているかを具体化します。不安や迷いは、事実とは別に気持ちとして書いて構いません。
「豊かさ」も、収入だけで決めなくて大丈夫です。家族と落ち着いて話す時間、安心して休める暮らし、学びを楽しむ余裕など、いま増やしたいものを考えてみましょう。
そのまま使える5項目のテンプレート
紙のノートでもスマートフォンのメモでも、使いやすいものを選びます。以下は、このブログで提案する整理用の書式です。効果が検証された専用の方法ではありません。
- 望む状態:どんな暮らしや時間を増やしたいか。
- 大切にしたい理由:それが自分にとって、なぜ大事なのか。
- 今の状況・障害:何ができていて、何に困っているか。
- 次に選ぶ行動:いつ、どの場面で、何を試すか。
- 見直すとき:いつ振り返り、何を確かめるか。
最初から全部を埋める必要はありません。理由が分からなければ空欄にし、行動を増やす余裕がなければ「今週は予定を確認するだけ」としても構いません。
記入例|自由な時間と学ぶ余裕を増やしたい
以下は使い方を示す架空の例です。実際の成果や体験談ではありません。
平日の夜に、自分の時間を持ちたい
- 望む状態:帰宅後、好きな本を落ち着いて読みたい。
- 理由:一日が用事だけで終わる感覚を減らしたい。
- 今の状況・障害:夜に翌日の準備をまとめていて、慌ただしい。
- 次の行動:今度の休日に、前もって準備できる用事を選ぶ。家族に関係する分は相談する。
- 見直すとき:次の休日に、夜の負担が減ったか、休日の負担が増えすぎていないかを確認する。
興味のある分野を学びたい
- 望む状態:気になっている分野の入門書を読んでみたい。
- 理由:新しいことに触れる時間を持ちたい。
- 今の状況・障害:教材が多く、選ぶだけで疲れている。
- 次の行動:次に図書館へ行くとき、入門書の目次を見て、今知りたい内容に合うものを探す。
- 見直すとき:読んだ後に、分かったことと、次に知りたいことを短く残す。
他人の予定や返事に関わる願いなら、「相手が必ず応じる」ではなく、「希望を伝え、相手の都合を確認する」と書き分けます。ノートで相手の意思を決めることはできません。
書いた後は、実際に試したことを追記する
次に開いたときは、願いを何度も書き直すだけでなく、「試したこと」「起きたこと」「次に変えること」を追記してみましょう。
Harkinらの2016年のメタ分析では、目標への進み具合を確認するよう促す介入が、平均的には目標達成を助けると報告されています。これは行動や進捗の確認に関する研究で、「願いを書けば外部の出来事が引き寄せられる」という証明ではありません。
参考:Harkinほか(2016)目標の進捗確認と目標達成に関するメタ分析
振り返るときは、叶ったかどうかだけで採点しないことも大切です。「必要な情報が分かった」「負担が大きい方法だと気づいた」という記録も、次に選ぶための材料になります。
毎日書けない・叶わないときの見直し方
毎日同じ文章を書かないといけない?
この使い方では、毎日の反復を条件にしません。試した後や予定を立てるときなど、見直しやすい機会を決めましょう。書けなかった日を埋め直す必要もありません。
「叶った」と言い切る書き方が苦しいときは?
「こうなれたらうれしい」「まずはここを確かめたい」で構いません。気持ちと合わない文章を、無理に信じ込もうとしなくて大丈夫です。不安を書いたことを、悪い出来事の原因と考える必要もありません。
変化がないときは、潜在意識を書き換えるべき?
変化がない理由を、潜在意識だけに決めつけることはできません。必要な情報が足りない、予定に余裕がない、相手や環境に左右されるなど、現実の条件も確かめましょう。行動を小さくする、誰かに相談する、目標を変える・保留するという選択もできます。
書くことが負担になったら、ノートを閉じて休んで構いません。支払いや連絡など期限のある用事は、願いが叶うのを待つことと分けて対応しましょう。
まずは、自分が望む暮らしを一行から
引き寄せノートを、理想どおりに進まない自分を責める場所にしなくて大丈夫です。まず「何を増やしたいか」を書き、今の状況と比べて、確かめられることを選んでみてください。
引き寄せ全体の考え方は、引き寄せの法則の基本と、日常で大切にしたいことでも整理しています。
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